こちらの利用者様は、入院生活の間に食事を上手にとることができなくなって退院してきました。「ここのご飯は甘くて美味しい」と言って下さる利用者様です。いざ職員が食事介助に入ると「ゴクッ」と大きな音とともに、飲み込みに違和感を感じ、すぐに院長に診察に入ってもらいました。「空気を一緒に飲み込んでしまう音で、食べ物は正常に食道を通り、誤嚥の心配はいらない」との事、職員一同安心しました。
片麻痺の為、病院ではベッド上での食事介助だったという事でした。座位保持、持つ、口まで運ぶといった残存機能の活用を意欲の向上につなげる為、まずはベッドではなく車椅子に座ること!この利用者様に合った車椅子を福祉用具専門相談員に確認して頂き、片手でも食べれるように、持てるように食事向上委員会が食器を自助食器にし、口腔ケア委員会がKTスプーン使用をすすめ、口腔管理の為に居宅療養管理指導を進めました。
【KTスプーンとは】食事動作の自立支援を導くようにできているスプーンです。
退院し一週間後には、車椅子で一人でご飯が食べれるまでに快復しました。多職種の連携、そして利用者様の「美味しいご飯を自分で食べたい」を実現でき、本人以上に嬉しく思う今日この頃です。
そして、院長の姿を見つけた104歳の利用者様
「ちょっと私の歯もみてよ、自分の歯なんだけどそろそろダメかね?」と💗
院長高齢者にも人気です😁
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