科学者たちは人類が完全に滅びてしまう前に、選ばれた人々を宇宙船に乗せ、地球環境とよく似た惑星へと送り出すことを決断いたしました。
ただし宇宙船に乗ることができるのは、7人だけであり、これからその最終選考が行われます。
皆さんは、地球文明の最高決議機関として限られた時間で、最もふさわしい人々を選び出すという困難な使命を与えられました。
皆さんが選んだ人々の肩に人類の将来がかかっています。
滅びゆく文明と同じ過ちを繰り返さないように、慎重な選択が望まれます。
1 エンジニア 男 30歳
2 エンジニア妻 女 28歳
3 障害児 女 13歳
4 教師 女 32歳
5 プロ野球選手 男 29歳
6 外科医師 男 42歳
7 政治家 男 50歳
8 ピアニスト 女 50歳
9 弁護士 女 64歳
10 プロレスラー 男 28歳
① まずは、自分が思う7人を理由も考え選んでください。
② グループになり、自分の意見、他者の意見を聞きながら最終候補を決めてください。
【共感的理解と自己覚知】の研修でした😁
・エンジニアは宇宙船が壊れた時の為に連れていこう。
・妻も、子孫繁栄に繋がるため連れていこう。
・政治家は、環境委汚染問題をどうしようもできなかったわけだから、置いていく。
・医師は、病気の時には必要。
・プロレスラーは個人格闘技だから、チームプレイのプロ野球選手を連れていこう。
でも、力持ちも必要。
・ピアニストは癒しに必要。
・子供たちが増えてきたら、教育者も必要。
・年を考えれば、弁護士は置いていこう。
・障害児とは?内的障害なのか?
外的障害なのか分からないが13歳という年齢は連れていこう。
・地球が滅びる前に宇宙船を地球に戻し、残りのメンバーもつれてこよう。
知識のあるエンジニアは必要。
色々な意見が出ました。自分が考えていたメンバーとまるで違うメンバーを選んでいたりと、理由も人それぞれです。そういう考えもあるよね!私は、こう考える。
自分の意見を変えた時、自分の意見を変えなかった時、他の人が意見を変えなかった時、他の人が意見を変えた時どのように感じたか。感じたこと、気づいたこと、学んだことがあったと思います。
《多様な価値観》
価値観は人によってそれぞれ違っています。しかし、この価値観の違いを「違う」と認知せず、自分の価値観が絶対なもの、正しいもの、相手の感じ方が間違っていると思い込んでしまいがちです。そして、それ以上相手とかかわりを持つのをやめてしまったり、相手に対して反感まで持ってしまうことが多くなってしまいます。価値観は正しい、正しくないということではありません。
価値観の違いは、人と人との関係を築くのに妨げになったり、関係を壊してしまうのではなく、本気で話し合ったり、聴き合ったりすることで、自分自身の価値観に気づいたり相手の価値観を理解するようになります。
私達は、常に誰かと出会い接しながら生きています。そのたびに自分の中の価値観が好き嫌いや、正しい正しくないといった判断を瞬時に下しています。そこで私たちは自分の価値観がどのようなものなのかを知っておくことが大切です。そのためには、日頃どのようなことに心がよく動くのか、どのようなことを好み、どのようなことに反感を覚えるのか、客観的に自分を観察することが必要です。
考えが違う人との意見交換の中で「自己覚知」することが重要なグループワークでした。どこのグループでも意見が分かれたと思います。グループで意見を統一するためには、自分とは異なる意見を受け入れる必要があります。
福祉の仕事をしていく中で、自分と他者の意見が異なる場面はあります。人と向き合う仕事では今回の研修はとても良かったです。
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