ベルメゾンKには、神棚があります。
利用者様で早い方は、4時ごろ手を合わせに来ている方もいます。
こちらの利用者様は、持ってきたタオルで手すりや棚などを掃除してから参拝しています。
一緒に手を合わせながら、私事ですが小さかった時の事を思い出しました。
実家に神棚があった、現在も自宅にあるという方も多いかと思います。
私も、小さいころから家には、三社造りの神棚がありました。曾祖母が毎日、神棚と仏壇にお水とご飯をお供えしていました。腰のまがった足の不自由な曾祖母に手伝うのが日課でした。
ある日、曾祖母に「ばっちゃ!いっつも何て言っておがんでるのよ?何ていえばいいの?」と尋ねたことがありました。曾祖母は「今日も一日元気で過ごせますように」って、「家族皆が、事故もなく過ごせますように」って拝むんだよと言ったのを覚えています。
夕方には、朝に神棚と仏壇にあげたご飯を下げるのも私のお手伝いの一つでした。「今日も一日無事、何事もなく過ごしました。と、拝んでからさげるんだよ」と言われ、ちょっとめんどくさい時は、「神様!はい!どーも」と省略していました(笑)
一日お供えしてあったご飯は、乾いてとても固くなっていますが、曾祖母は「神様や仏様に上げたものは粗末にはされないんだよ」と言って、神棚3つ分と仏壇の固くなったご飯にお湯をかけて、晩御飯として食べていました。子供ながらに「そこまでして食べるの?」と思っていた事を思い出しました。
感謝の気持ちをもって神棚を祀ること、日々の心の習慣とすることで、自分自身も施設も良い方向へと進むと思う今日この頃です。
施設長:佐藤
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